『民族伝承歌』ラシュフェーニカ・ヴェアトリーチェ・ムーランカさんへのインタビュー

異世界通信のお時間がやってまいりました。インタビュー担当のウォンバットやしろです。

さて今回はラシュフェーニカ・ヴェアトリーチェ・ムーランカさんからお話を伺ってまいりました!

ではインタビューをどうぞ!!


はじめまして!わたくしウォンバットやしろと申しまして、記者的な事をしております(名刺を差し出して)

いきなりではございますが、是非、ラシュフェーニカさんのお話を伺いたいなと!

もしよろしければ、少し質問をさせてください!

まあ!記者の方ですのね!

ウォンバットやしろ様…、とても明るく行動力に溢れた方で素敵ですわね、よろしくお願い致します♪

ありがとうございます!(あれ?僕のことをお話したっけ?)

ではあなたの自己紹介をお願いします。

始めまして、私(わたくし)は四自然神(ピエリフィーカ)の一人、火ノ宮の巫女──ラシュフェーニカと申します。

四自然神(ピエリフィーカ)とは天空ノ巫女に仕える、火、水、地、風の四人の巫女のことを指しますの。

皆様、民族伝承歌(スゥィルトヴァンネ)の世界へ、ようこそ──!

どうぞ、ごゆっくりなさってくださいね。

ご丁寧にありがとうございます!おじゃまします笑

ラシュフェーニカさんのお住まいの場所はどういったところですか?

私の住まう場所…、でございますか?

私の住んでいる場所は、《凛浄》と呼ばれる大変清らかで尊い場所でございます。

《凛浄》は蒼く小さな惑星──ソエユと呼ばれる星にございます、三つの大陸の一つ、天空に浮かぶ大陸──《問いかけの大地》にございます。

私達、民が崇める神聖な存在──平和ノ象徴、天空ノ巫女(ユリーシャ)──カグヤ様の住まう聖地で、私達、四自然神(ピエリフィーカ)は、カグヤ様の御側に仕え、いついかなる時も、常世居の果てまでへも祈りと想いを捧いで暮らしております。

世界がどうか、平和でありますように──…と。

凛浄、そんなところに入ってよかったのかな……というかむしろ、よくはいれたなぼく……。

ラシュフェーニカさんは平和の巫女さんなのですね。

ではつづいて、ラシュフェーニカさんのお友達をご紹介していただけますか?

お友達でございますか?

うふふっ、《凛浄》に来てたくさんできましたのよ!ぜひ聴いてくださいな♪

一番は、やはり明(ミン)様でしょうか!

とても美しく、どこか不思議な雰囲気を纏った方でございます。お歌や楽の演奏がとても美しく、静かで凛としていて、時に何かを深く考えておられるようなお顔をなさいます。

よく御自身を、身も心も傷つけられるので、大変心配なのですが…、実は周囲に対して想いやりの深いところもあって…。とっても、とっても素敵な方でございます──

もっと、御身を大事になさってくださったら、とても嬉しいのですが……、心配でございます。

…他には、ツェルヴィーという一緒に居てとても楽しい生きた機械のお友達や、お姉さんのような存在のユエイ、それに《凛浄》の方々や──!

………皆様とても心優しい方ばかりでございます。

語り出したら止まりませんわね♪とても素敵な場所ですのよ♪

なるほどなるほど、ただ美しいだけではなく素敵な方々がいらっしゃるのですね!

それにラシュフェーニカさんが素敵だからこそって感じがしますね。類はなんとやら。素敵な方には素敵な人が。

では、ラシュフェーニカさんの特技、好きなことや苦手なことを教えてください。

特技はですねぇ!やはり“火”と語り合い触れ合うことでしょうか?

空(くう)に火の花を咲かせたり、火で何かを作ったり!

とても美しいと、よく皆様に褒めて頂きますの。私の誇りでございます。

後は自鳴琴師である母の影響でしょうか? 私自身、自らの手で一から自鳴琴を造ることが得意でございます。

お話やお茶会、楽(がく。音楽のこと)も好きですし、読書も歴史を知ることも好きでございます。

あとは何より…、明様とお会いできる時間が、この上なく幸せで大好きな時間でございます。本当に幸せ。

苦手なことは…、権力を使った争いや、争いごとです。

傷つけ合う、ということが、私は苦手でございますゆえ。

やはり火の巫女というだけあって、火を扱うのがお得意なのですね。

おおっ!火の花を咲かせることができるってすごい!ジャパニーズハナビですね!笑

ラシュフェーニカさんってなんでもできるんですね……ハイレベルな巫女さんだ。

やはり巫女さんって誰にでもできるものではないのでしょうか?

誰でも…とは参りませんわね。天空ノ巫女や大地ノ巫女であるこの世界の二大巫女様でしたら、神々ノ神託によってにしか選ばれませんし、私達四自然神(ピエリフィーカ)でしたら、天空ノ巫女のもとに就くよう国から指名された者ですし…。

少なくとも二大巫女様は、例え修行を重ねようとも、人の意志ではなることは叶いません。全てはあまねく生命と星々、神々の御意志にございます故…。

なるほどなるほど。ラシュフェーニカさんをみていたら少なくともぼくにはできないなと思います……笑

ところで、ラシュフェーニカさんは、昔から巫女さんだったのですか?

いいえ、はじめはただの娘でしかありませんでした。ただ火の扱いに長けた…火と心から話ができただけの、どこにでも居るただの娘でございました。

12歳の頃、初めて明様とお会いした頃に、四自然神(ピエリフィーカ)の一人──火ノ巫女として立つよう指名されたのです。

明さんから見出されたのは何故だと思いますか?

火ノ巫女に…、ですか…。

明様から直接お聞きしたのは、「え、単純に周囲にあまり人置きたくないから。 新しく関わり作るのヤだし…、だったら前から質問攻めしてくる君を側に置いた方がマシだよね? 君も都合が良いでしょ? わざわざ雑務とかの時間の合間縫って来るより、近くで仕事できるし前より話しやすくなるんじゃない?」とのことでした。

明様は御辛い過去がございましたので、人を避けられる癖があるのですが…。

なんだかそうおっしゃられている時の明様は、表情にも笑顔があって声色も突き放す感じではなかったので不思議ではございました。

14歳の頃、街の祭りへお忍びへ行った時に、初めて、やっと…!やっとお友達 になることができたのですが、それから明様より、度々一緒に楽を奏でたり、過去をお話し合ったり、私のコノ火の力を見たいと御言葉も頂いてましたので、もしかしたら…。

もしかしたらですが、……少し、心を開いて頂いたのかしら…? と思いました。

なるほどなるほど。

その、ラシュフェーニカさんを見いだしたという、明さんはどんなことをされていらっしゃる方なんでしょうか?

明様は…、……………普段は引きこもられております。自ら部屋の外に出ようとはなさいませんでした…。

ただ唯一、天空ノ巫女としての御公務の際のみ、部屋の外へ足を運んでくださいました。

天空ノ巫女としての御公務の際は、朝早くに天空ノ巫女の神殿で神々とあまねく生命に祈りを捧げ、神殿の外──ソノ四方に在る「火ノ宮」、「水ノ宮」、「風ノ宮」、「土ノ宮」へと参り、各々の巫女…、つまりは私達四自然神一人一人と共に、祈りと願い、感謝を捧げます。

御心で想うだけではなく、声に、歌に、動作に、心から示すのです。

ソノ際に、天空ノ巫女──カグヤ様は神々や、あまねく生命からお告げを聴く ことがあるとのことでございます。

その後、続いて朝ノ儀を済まされると、朝食を摂られます。

そして一日の御公務の説明が終わりますと………、明様はスタスタスタと次の御公務まではお部屋に戻られ、また引きこもられるのです…。

……とても御優しく想いやりに溢れた方なのですが…、これは御辛い過去からの心の傷が深く在ります故、皆、誰一人として引きとめは致しません。

次の御公務までは、ごゆっくりお休み頂いております。

ふむふむ!是非明さんとのお話も詳しくきいてみたいですね……!

明様…とのですか…?

(ものすっごい顔赤くしながら頬に手をあてて、) ど、どこからお話したら良いのでしょうか…そわそわ

明様は、とても尊く神聖な御方で…、とても思いやりの深くて御優しくあらせられます。

と同時に、人と同じように悲しんだり心配したり笑ったりもします。

とても不思議な方で、とっても素敵な方でございます。(うっとりとしながら頬を染める)

素敵なおかたなのですねえ(*´∀`)。oO(あっこれぜったい好意があるやつだ……)

ありがとうございます。

では最後に、明さんのお話にもでてきました『天空ノ巫女』とはどういった存在ですか?

天空ノ巫女──カグヤは、私達の世界で「平和ノ象徴」と歌われる二大巫女の一柱です。「自由ノ象徴」と歌われる大地ノ巫女と共に並び数えられる、女神の神託によって選ばれた、尊く神聖な御方でございます。

私を含む四人の巫女──四自然神(ピエリフィーカ)は、天空ノ巫女に補佐として仕えております。

尊く、崇高なる存在である天空ノ巫女には、なろうと想ってもなれません。何故なら世界を創りし神々ノ神託によって、神々ノ御意志によって選ばれるのですから──

天空ノ巫女──カグヤが選ばれるということ、それは即ち、世界が真に平和であると神々により証明されたといっても過言ではございません。

今の天空ノ巫女──カグヤ様は十八代目で、先代のカグヤ様が亡くなられてから三百年ぶりに、神々によって選ばれた、尊く神聖なる御方なのでございます。


火の巫女さんである、ラシュフェーニカさんへのインタビューをお届けいたしました!

まじりっけない、純度100%の聖なる存在といいますか。ラシュフェーニカさんは、巫女になるべくしてなられたのでしょうね(*´∀`)