はじめてのコミティア~準備編~

ネットでオリジナルの作品を掲載しているサイトやブログ、SNSを巡っていると、ときどき目にする「コミティアに参加します」という告知。

好きな創作家さんの同人誌がコミティア等のイベントでしか手に入らなかったり、好きな創作家さんが何人もコミティアに参加していたり、友だちに誘われたり。 今までネットでしかオリジナルの作品を楽しんでこなかったけど、実際に冊子やグッズを手にとって味わってみたくなったり。 そんなふうにして、「コミティアに行ってみようかなぁ」と思いはじめるのではないでしょうか。

でも、二次創作を含め、同人系のイベントには行ったことないし、どんな感じなのかわからなくてこわいなぁ…。 最大規模の同人誌即売会・コミックマーケット(コミケ)は戦場だっていうし、右も左もわからない自分が行って楽しめるのかな? コミティアに興味があるものの、尻込みしてしまう方もいらっしゃるかと思います。

コミティアはけっして怖いイベントではありません。 コミケや二次創作の旬ジャンルのイベントを経験したひとが、「コミティアはまったりしていいねぇ」としみじみつぶやいちゃうような、平和的なイベントです。 おまけに、ジャンルが多彩だから、開場から閉場までずっといても飽きないし、今まで知らなかったジャンルにも出会えます。 「世の中にはこんなものもあるのか…」と感動してしまうことだってあります。

だれもが最初は初心者。 どんなイベントなのか知っていればなにも怖いことはないし、準備をしっかりしていけば、コミティアをもっと楽しめるはず! そんなわけで、この記事では、「はじめてのコミティアを楽しむたのめの準備」について、ご説明します。

そもそもコミティアってなんだろう?

コミティアは「オリジナル作品専門の同人誌即売会」です。 東京で年4回開催されています。 また、規模は東京よりも小さいですが、関西・名古屋・新潟・札幌・東北で開催されているコミティアもあります。

コミティアで扱っているものは、イラスト、漫画、小説、旅行記、評論、ゲーム、音楽、映像、ハンドクラフト等々、とても幅広いです。 作品の形態も、冊子だけではなく、グッズやCDなどいろいろあります。 つまり、たくさんの作品に出会えるイベントなのです。

サークル参加? 一般参加?

ひとくちに「コミティアに参加する」といっても、おもに「サークル参加」と「一般参加」の2種類があります。

「サークル参加」は同人誌等を頒布する出展者としてイベントに参加すること。

「一般参加」は、同人誌等を購入するためにイベントに参加すること。

つまり、この記事での「コミティアに行ってみよう」は、「コミティアに一般参加してみよう」ということになります。

コミティアに一般参加するメリット

「コミティアに行ってみたいけど、ほんとうに楽しめるかな…」と不安な方もいらっしゃるかと思います。 そこで、コミティアに一般参加するメリットを挙げてみますね。

1. お目当ての創作家さんから直接薄い本(やグッズ)を買える。

ただし、他の方に頒布を委託していたり、代理の方しかスペースにいない場合もあるので、事前にチェックしておきましょう。

2. 好きな創作家さんご本人に直接感想を言うこともできる。

口下手だけどなにか一言伝えたい場合は、「いつも作品を見ています!」と言うだけでも喜ばれます。

3. あこがれの創作家さんがこの世に実在していることを確認できる。

4. 今まで知らなかった創作家さんに出会える。

普段巡回しているサイトやSNSでは活動していない作家さんに出会えるチャンスです。 また、そもそもネットで活動していない方もいます。

5. 冊子の表紙を見ているだけでも楽しい。

冊子はデザインだけではなく紙質にもこだわっていたり、ちょっとした工夫が凝らされていたりして、「個人でこんなすごい本を作ることもできるの!?」とびっくりすることもよくあります。

そして表紙買いすることになりますが、それもまた楽しいです。

他にもメリットは数えきれないほどあります。 文章で説明するとなるときりがないので、まずはコミティアに行ってみましょう!

コミティアに一般参加するデメリット

とはいえ、プラス面だけ教えられても、不安がなくなるとはかぎらないのが人間というもの。 なので、一応、コミティアに一般参加するデメリットについても触れておきますね。

1. 実際に見るとあれもこれも欲しくなってしまい、厳選したつもりでも出費がたいへんなことになる。

お祭りテンションでついつい買いすぎてしまうひとは注意しましょう。帰りの電車賃がなくなります。

2. たくさん歩きまわるから足が疲れるし、集中して冊子やグッズ等を見るから、脳みそも疲れる。

特に東京コミティア。

イラストなどのジャンルはサークル数が多いので、1つのジャンルを見てまわるだけでも、1時間くらい余裕で経ってしまいます。複数のジャンルをはしごするとなると、移動距離も長くなるので、けっこう足腰にキます…。

ふだん運動不足のひとは要注意!

3. 自分も同人誌を作って、サークル参加したくなる。

あきらめてサークル参加の準備をしましょう。これから開催されるコミティアに向けて、同人誌に載せる作品をつくったり、製本するためのお金をためたり、サークル参加の方法を調べることをオススメします。

なにを持っていけばいいんだろう?

「コミティアに行ってみよう!」

そう決めたものの、なにを持っていけばいいのかわからない…。

そんな方のために、「これさえ持っていけば大丈夫!」というものをまとめてみました。

1. ティアズマガジン

コミティアの情報が掲載されている雑誌。一般参加する際の入場証になります。 参加サークルの情報や、注意点、オススメ作品等も掲載されています。書店で販売されていますので、取扱店を調べた上で、事前に購入して目をとしておくことをおすすめします。 もし事前に書店で買えなくても、会場でも販売しているのでご安心を。

2. お金の入った財布

お札は小銭(百円玉)にくずしてあるとベター。百円玉での支払いがメインになります。予算によりますが、五百円玉や千円札も何枚かあったほうがいいです。

3. 大きめのバッグ

同人誌のサイズはバラバラなので、A4サイズの冊子が入るバッグを持っていけば対応できるはず。 薄い本もたくさん買えばかさばるし、厚い本を買ってしまう場合もあるので、容量の大きなバッグのほうがなおよいです。

4. ファイリングできるもの(クリアファイル等)

イベントではペーパーや薄い冊子が配られることも少なくはありません。 そのまま鞄に入れると折れ曲がってしまったりぐしゃぐしゃになってしまうので、クリアファイル等、ファイリングできるものを持っていくと安心です。A4サイズがオススメ。

5. お目当てのサークルのスペースNo.をまとめたリスト

サークル名とスペースNo.をリストにしておくとたいへん便利です。回りたいサークルが多い場合、行き忘れてしまうことも少なくないので…。 また、イベント会場は電波が悪いときもあるので、現地で調べるとなると、あんがい時間がかかります。おまけに、通路でスマホ等をいじっていると、他のひとの邪魔にもなってしまいます。 サークルリストはスマホに保存してもいいし、印刷してもOK。すぐに見られるよう、スタンバイしておきましょう。

差し入れってなに? 必ず持っていかなきゃいけないの?

コミティアにサークル参加した創作家さんの活動報告を見ていると、「差し入れありがとうございました。大事に食べます!」等の文面を目にすることがあるかと思います。

「差し入れ」は、好きな創作家さんやお付き合いのある方に、渡したり渡さなかったりする手土産のことです。 「好きな創作家さんに挨拶しようと思うんだけど、差し入れって必ず持っていかなきゃいけないの?」と不安になる方もいるかもしれません。 でも、別に、差し入れがなくても、なんら問題ないです。

もし、いつも楽しませてもらっているお礼をしたかったり、「仲良くなりたいなぁ」といった下心があったり、日記を見るとこのひといつも飢えていて心配…などなど、「差し入れしたいなぁ」と思ったら、迷惑にならなそうな手土産を渡しましょう。

差し入れは市販のお菓子が無難です。 食べ物を差し入れる場合は、賞味期限に注意してください。あまりに短いと、賞味期限内に食べきれないおそれがあります。また、チルド品、冷凍品もやめましょう。

これでコミティア一般参加するための、最低限の準備は完了です。 お目当ての創作家さんのサークルNo.でもチェックしながら、コミティア当日を待ちましょう!

次回の記事では、コミティア当日はなにに気をつけて、どんなふうにサークル主さんとやりとりをすればいいのか、ご説明する予定です。