シリーズ:うちの子の星座を考えてみよう! "イントロダクション"

はじめまして、水煮(みずに)と申します。

「創作×星占い」をテーマにあれこれ検証している、インターネット占いマンです。

どうぞよろしくお願いいたします。

さっそくですが、みなさまはキャラ設定をするとき、「星座」を考えたことはありますでしょうか?

いわゆる「12星座」の性格の説明を眺めながら、キャラの星座を考えたことのある方は、少なからずいらっしゃるかと思います。

あるいは、明確に「この子はぜったいにふたご座!」と決めはしないにしろ、「この子はイケイケでギラギラだから、しし座っぽいな〜」とか、「この子は末っ子気質だから、うお座かなぁ?」とか、ふわふわとイメージしたことならあるかもしれません。

一方で、「キャラの星座なんてまったく考えたことないよ!」なんて方もいらっしゃるでしょう。

さて、なぜ、いきなり星座の話をはじめたのかといいますと、「キャラ設定を固めるときに、星座も決めてみてはいかがでしょうか?」と提案するためです。

星座はものごとの性質を表す「形容詞」みたいなものなので、キャラの性格をざっくりと把握する上で、とても使い勝手がいいのです。

キャラの星座を設定するメリットを、いくつか挙げてみます。

  • 星座の性質をたたき台にすることで、キャラを掘り下げやすくなる。
  • キャラの方向性が明らかになるため、性格や言動がぶれにくくなる。
  • 星座をばらけさせることで、キャラかぶりを防げる。
  • お気に入りのキャラの星座グッズを見るだけで、ニヤニヤできる。
  • 「○○さん蟹座なんですか〜!?やだー、うちの子といっしょじゃなーい!」と、よその子さんの親御さんとの交流のきっかけをつかめる。

などなど、「使えること」から「楽しいこと」まで、幅広いメリットがありますので、ぜひキャラの星座を考えてみてください。

きっと、人生……とまではいかないにしろ、創作活動がはかどるはずです。

なお、キャラ星座を決めることのデメリットは「星座は12種類もあるから、決めるのがめんどうくさい……」です。

血液型が4種類であることを考えると、星座はお手軽さに欠けます。

また、世の中には「この星座にはこんな性質がある」と解説している本やウェブサイトはたくさんあります。ですが、「こんな性質があるならこの星座」という解説はあまり見かけません。(……よね?)

そんなわけで、この連載では、「キャラの性格から星座を割り出してみる方法」について解説させていただきます。

西洋占星術とは

ここで、「星座」とはいったいなんなのか、ざっくりと説明させていただきます。

星座とは、天球上にある星同士をつないで、さまざまなヒトやモノに見立てたものです。今回の連載で扱う星座は、太陽の通り道である「黄道」の上にあり、いわゆる「星占い」で使われている12の星座です。

テレビや雑誌で日常的に見かける「星占い」は、「西洋占星術」という占いの技法の簡易版です。

西洋占星術では、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10天体を主に使用します。そして、それぞれの天体が、天球上のどの星座の位置にあるのか調べることで、さまざまな事象を占います。

けれども、すべての天体を使って占うとなると、ややこしくて、敷居が高すぎます。

そのため、いわゆる「星占い」では、「太陽」の星座のみを使って占っています。

「太陽」は何座にあるのか、誕生日から割り出しやすい天体だからです。また、西洋占星術の世界で、もっとも重要視されている天体でもあります。

今回の連載でも、「太陽」の星座を中心に、お話を進めさせていただく予定です。

太陽について

「太陽」は御存知のとおり太陽系の恒星で、自ら熱と光を発する天体です。

人間が地球上で生きるためには、太陽がぜったいに必要です。

ですので、西洋占星術では、太陽は「人生を創造するためのエネルギー」の象徴とされています。また、そのひとについて占う上で、一番最重な天体でもあるのです。

太陽は星座によって、「どんなふうに」「どんな方向性で」エネルギーを使うのか色付けされています。

たとえば、おうし座の太陽なら「人生の豊かさを育むためのエネルギー」になります。

しし座の太陽なら「自己価値をアピールするためのエネルギー」になります。

これらの表現をキャラに適応してみると、おうし座の太陽を持つキャラなら「人生の豊かさを大事にしようとしている」。

しし座の太陽を持つキャラなら「自分の価値を世界に見せつけようとしている」というふうに読めます。

「〜しようとしている」と、キャラの「目的」を表す文章に変えてみるのがミソですね。

太陽の星座によって、キャラの性質のなかでも、「このキャラは、こんなことをしようとしているひとです」ということを定めることができるのです。

太陽はそのひとの「公の姿」を表す天体でもあります。「公の姿」とういうのは、作品の受け手に対して、「そのキャラをどう見せたいのか」、その姿でもあります。

そのため、今回の連載では、キャラの太陽の星座を決めることを、当面の目的としてまいります。

12星座の概要

手始めに、12星座の特徴をばーっと書き出してみます。

○おひつじ座(陽×火×活動×個人性) 自分の存在の確立、新しいことに挑戦する。

○おうし座(陰×地×不動×個人性) 自分にとってこころよいものを大切にし、育んでゆく。

○ふたご座(陽×風×柔軟×個人性) 自分の好奇心を満たす、情報を発信する。

○かに座(陰×水×活動×個人性) 自分がこころから安心できる場所を作り、守る。

○しし座(陽×火×不動×関係性) 自分の存在価値を証明する、他者に対して誇る。

○おとめ座(陰×地×柔軟×関係性) 分析・改善・調整を繰り返し、自分の技術を洗練させる。

○てんびん座(陽×風×活動×関係性) 他者と交流する、調和する、公平であろうとする。

○さそり座(陰×水×不動×関係性) 他者の価値を認める、他者を取り込み変容する。

○いて座(陽×火×柔軟×全体性) 社会にとっての理想をとなえる、未知のものを追い求める。

○やぎ座(陰×地×活動×全体性) 社会のシステムを構築する、管理・制御する。

○みずがめ座(陽×風×不動×全体性) 社会のシステムから自由になる。承認されようとする。

○うお座(陰×水×柔軟×全体性) すべての統合、忘却、遠い未来をイメージする。

ものすごーくざっくりとした説明なので、「これを見てキャラの星座を決めろとか、むちゃ言うな!」と思われた方がほとんどではないでしょうか。

説明している本人も、意味がわかるような、わからないような……。

星座は「象徴」であるため、ものすごく抽象的なものです。

この抽象的な星座を、具体例を重ねてわかりやすくしたものが、いわゆる「星占い」です。

ですが、具体化する過程で、どうしても切り捨てなければならない性質も出てきてしまいます。

そのため、「このキャラ、どの星座にも当てはまらない……?」という事態におちいることもあります。

また、「この子、乙女座かな、それとも山羊座かな?」と判断に迷ってしまうこともあるでしょう。

星座とその要素

ここで、星座名の横にある()の中身に注目してみましょう。 ()内には、その星座を特徴づける「要素」が並べられています。そして、星座の性質は「要素」の組み合わせで考えてみると、ぐっと理解しやすくなります。

この「要素」は、

  • 陽/陰
  • 火/地/風/水
  • 活動/不動/柔軟
  • 個人性/関係性/全体性

です。

たとえば、「感情を大事にしていて(=水っぽい)」「他のひととの関わりを重視する(=関係性)」キャラがいたとします。

この場合、「水×関係性」の要素の組み合わせを持つため、「さそり座」ということになります。

各星座の性質を読みこんで、「このキャラは何座っぽいかな〜」と判断するのに比べると、だいぶ簡単ではないでしょうか。

そんなわけで、次回からは、キャラの星座を考えるために、各星座の「要素」をじっくりねっとりと説明させていただく所存です。